桜が咲くと入学の季節、なので今回はそれにちなんだ「え」にしました。以前に描いていたものです。
映画は1954年(昭和29年)の日本映画『二十四の瞳』。小豆島を舞台に、戦争の時代を生きた女性の小学校教師と子どもたちの交流と絆を描いた物語です。「七つの子」「浜辺の歌」「仰げば尊し」など唱歌が随所に流れ、情緒に触れて、いくつもの場面で目の奥が熱くなった映画でした。
小学生の時、春のとある日曜日に担任の先生に誘われて同級生数人といっしょに磯釣りに行ったことがあります。あまり釣れなかったけど、持ち寄った弁当を生臭い手で分け合って食べたたりして、愉しかったことを覚えています。思えば、けっこう危険な岩場や崖沿いの道をこわごわ歩いたような気がしますが、今の先生は子どもにそんなあぶない行動はさせられないでしょうね。
桜と「え」が自分の小学校時代につながって記憶がよみがえりました。こんな思い出があるのは、ある意味しあわせなことかも知れません…。