数年ぶりに雪の正月でした。
積雪とコロナ感染拡大防止のため、年末年始はほとんど家の中で過ごしていて、暇に任せて鉛筆で映画の1シーンを描きました。好きな映画のスチール写真をコピーし、それを見ながらコツコツと描き写していくのですが、作業の間は世の憂さも忘れて無心になっている自分がいるようで…、まるで写経しているみたい。
映画は1963年のフランス映画「シベールの日曜日」。記憶喪失の青年と孤独な少女の悲しい愛の物語なんだけど、モノクロで撮影された映像がとにかく美しかった。記憶に残るその美しさがほんの少しでも絵に映せてたら、と思うんだけど…。
今までは密やかに自分だけ眺めてたんだけど、ホームページ開設に便乗して図々しく表に出しちゃいました。